2008年7月9日水曜日

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メールマガジン651号   2008/7/9日発行(月・水・金発行)

□□ 洞爺湖サミット うーん! □□

日本が議長国の洞爺湖サミットが開催されています。色々な面で考えさせられることが多いです。何と表現して良いのか?「主要国の力の低下」とでも申しましょうか、「主要国のやる気のなさ」といいましょうか。

洞爺湖サミット最大の議題は環境問題ですが、CO2削減の数値目標を設定するにも、総排出量の主要国が占める比率は下がる一方です。中国やインドのような新興国の影響がここにきて大きな力を持つようになりました。このような影響力の大きな国を無視して主要八カ国だけで決めることは出来ません。

さらに削減に熱心な欧州、なかんづくフランスはこの機会に原子力発電を売り込もうと、環境問題とは別の観点から、CO2削減に異常に熱心です。環境よりも経済優先ですね。

それから環境問題は大切だとは思いますが、昨今の最大関心事は原油と穀物の高騰です。「環境が救われた頃には食糧危機で人類が半減している」ことにもなりかねません。今サミットとして最優先課題があるとすれば、それは原油と食料問題でしょう。

アメリカがその気になれば、食料のバイオ燃料化など即刻停止できるのです。さらに英国と米国が本気になれば原油や穀物などの商品市場へのバクチ・マネーの流入を止めることだって可能です。まさに先進八カ国が緊急に取り組むべき課題で、存在感を示すことが出来る絶好の機会だのに全く有効なる手を打とうとしている気配すらありません。

サミットは裏方さんが一年間大議論をして、議題と落としどころを探っていますので、今回の原油や食料の高騰のような「最近大きな問題に発展した事項」には機動的に取り組むことが出来ないようです。サミットをうんと簡素化して、主要八カ国首脳の懇親の場に限定し、ここで培った人脈で、個別の問題について気安く日頃から意見交換や有効な政策協調を行うことが出来る土壌つくりの場に戻すべきではないでしょうか。

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